
「あれ、うちの子が『ぶうぶう』言ってる…?これってどんな意味なんだろう?」
愛らしいうさぎと一緒に暮らしていると、時々聞こえてくる不思議な鳴き声に首をかしげることがありますよね。特に「ぶうぶう」「ぶーぶー」といった、まるで文句を言っているかのような低い音は、喜んでいるのか、それとも怒っているのか、判断に迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
うさぎは犬や猫のように頻繁に鳴く動物ではないため、その一声一声には大切なメッセージが込められています。
この記事を読めば、あなたの愛うさぎが「ぶうぶう」と鳴く理由が分かり、どう対応すれば良いのかが明確になります。うさぎの気持ちをより深く理解して、もっと仲良くなるためのヒントが満載です。
うさぎの鳴き声「ぶうぶう」が持つ主な意味
結論から言うと、うさぎが「ぶうぶう」と低く鳴く場合、その多くは「不満」「怒り」「威嚇」のサインです。もしあなたのうさぎがこの声を出していたら、「やめてほしいな」「ちょっとイライラするな」「あっち行って!」と感じている可能性が高いでしょう。
しかし、状況によっては他の意味を持つこともあります。主な意味を2つのパターンに分けて詳しく見ていきましょう。
1. 不満・怒り・威嚇の「ぶうぶう」

最も一般的なのが、このネガティブな感情表現としての「ぶうぶう」です。まるで人間のため息や唸り声のように、低く喉の奥から出すような音が特徴です。
▼ こんな状況で鳴いていませんか?
- 抱っこが嫌な時: 自由を奪われるのが苦手なうさぎは多く、無理に抱っこしようとすると「ぶうぶう」と抵抗することがあります。
- ブラッシングや爪切りをされている時: お手入れが苦手な子が、我慢の限界を伝えています。
- しつこく撫ですぎた時: 「もう満足したから、そっとしておいて」というサインです。
- ケージに手を入れた時: 自分の縄張りを守ろうとして、侵入者(飼い主さんの手)に対して威嚇しています。
- 知らない人や他の動物が近づいた時: 警戒心から相手を追い払おうとして鳴いています。
このような状況で「ぶうぶう」と聞こえたら、それはうさぎからの「NO」の意思表示です。行動と鳴き声をセットで観察することで、うさぎが何に対して不満を持っているのかが分かりやすくなります。
2. 発情期のオスが見せる「ぶうぶう」

もう一つのパターンが、発情期を迎えたオスのうさぎが見せる求愛行動です。この場合の「ぶうぶう」は、不満の時よりも少し柔らかく、連続して鳴きながら対象(メスうさぎや、時には飼い主さんの足など)の周りをクルクルと回ったり、おしっこを飛ばしたり(スプレー行動)といった行動を伴うことがあります。
- 特徴: 低い声で「ぶうぶう」「ぶっぶっ」と鳴きながら、鼻を鳴らすような音も混じる。
- 目的: メスへのアピール、自分の存在を知らせるため。
もし、特に嫌がるようなことをしていないのに、あなたの周りを回りながら「ぶうぶう」と鳴いているのであれば、それは発情による行動かもしれません。
「ぶうぶう」鳴かれた時の正しい対処法
愛うさぎに「ぶうぶう」と不満を伝えられた時、飼い主としてはどう対応するのがベストなのでしょうか。大切なのは、うさぎの気持ちを尊重してあげることです。
- 原因となっている行動を中断する
抱っこやブラッシングなど、うさぎが嫌がっていることをすぐにやめましょう。「嫌だ」と伝えているのに無理強いをすると、信頼関係を損ねる原因になります。噛みつかれたり、怪我につながる可能性もあるため注意が必要です。 - そっと距離を置く
縄張りを主張して威嚇している場合は、一旦その場から離れて、うさぎを安心させてあげましょう。ケージの掃除などでどうしても手を入れる必要がある場合は、おやつで気を引いている間に素早く済ませるなどの工夫も有効です。 - 叱らない
「ぶうぶう」鳴くのは、うさぎにとって自然な感情表現です。叱ったり、大きな声を出したりすると、うさぎは恐怖を感じてしまい、飼い主さんに対して強い不信感を抱いてしまいます。
大切なのは、「なぜぶうぶう鳴いているのか?」その原因を探り、取り除いてあげることです。うさぎのサインを正しく受け止めることが、より良い関係を築く第一歩です。
【要注意】「ぶうぶう」だけじゃない!知っておきたい他の鳴き声や仕草

うさぎの感情表現は「ぶうぶう」だけではありません。他の音や仕草と合わせて理解することで、さらに気持ちを深く読み取ることができます。特に注意したいものをいくつかご紹介します。
| 鳴き声・仕草 | 音・様子 | 意味 |
|---|---|---|
| プウプウ・クックッ | 鼻を鳴らすような、静かで優しい音 | 嬉しい・甘え・満足 撫でられている時などリラックスしているサイン。 |
| キーキー・ギャー | 甲高い叫び声 | 強い恐怖・激しい痛み 生命の危険を感じた時の悲鳴。すぐに原因を確認し、動物病院へ。 |
| 歯ぎしり(コリコリ) | 小さく「コリコリ」「カリカリ」という音 | リラックス・ご機嫌 撫でられて気持ちが良い時などに見られます。 |
| 歯ぎしり(ギリギリ) | 大きく力強い「ギリギリ」という音 | 痛み・苦痛・ストレス 体を丸めていたら要注意。病気の可能性も。 |
| スタンピング(足ダン) | 後ろ足で床を強く「ダン!」と叩く | 警告・不満・危険を知らせる 仲間に危険を知らせる、または飼い主への強い不満を表します。 |
特に、大きな歯ぎしり(ギリギリ)や甲高い悲鳴(キーキー)は、体調不良や怪我のサインである可能性が非常に高いです。これらの音が聞こえたら、食欲や便の状態などを注意深く観察し、異常があればすぐに動物病院を受診してください。
まとめ:うさぎの気持ちを理解して、もっと仲良くなろう

うさぎの「ぶうぶう」という鳴き声は、多くの場合「不満」や「怒り」といったネガティブな感情のサインです。愛うさぎがこの声を出していたら、まずはその原因を探り、嫌がっていることをやめて安心させてあげることが大切です。
稀に発情期のオスが求愛行動として鳴くこともありますが、基本的には「ちょっとやめてほしいな」というメッセージだと捉えておくと良いでしょう。
うさぎは言葉を話せない分、鳴き声や表情、そして様々な仕草で私たちに気持ちを伝えてくれます。「ぶうぶう」という声も、あなたとのコミュニケーションを求めている証拠です。彼らの小さなサインを見逃さず、気持ちに寄り添うことで、うさぎとの絆はもっともっと深まっていくはずです。



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