
「LINEって日本以外でも使われているの?」「世界のメッセージアプリ市場で、LINEはどのくらいのシェアなの?」
普段何気なく使っているLINEですが、世界的に見るとどのような立ち位置なのでしょうか。この記事では、そんな疑問をお持ちのあなたに向けて、LINEの世界におけるシェアやユーザー数、人気の国、そして今後の展望について、分かりやすく解説していきます。
他の人気メッセージアプリとの比較も交えながら、LINEの「今」を深掘りしていきましょう!
そもそもLINEとは?基本をおさらい
LINE(ライン)は、韓国のIT企業NAVERの子会社であるLINEヤフー株式会社(旧:LINE株式会社)が開発・提供する、スマートフォンやパソコン向けのコミュニケーションアプリです。
主な機能としては、
- 無料通話・ビデオ通話📞:国内外問わず、LINEユーザー同士なら無料で音声通話やビデオ通話が楽しめます。
- トーク(チャット)💬:テキストメッセージのやり取りはもちろん、写真や動画、ボイスメッセージなども手軽に送受信できます。
- スタンプ・絵文字💖:豊富な種類のスタンプや絵文字を使って、感情豊かなコミュニケーションが可能です。これがLINEの大きな特徴の一つですね!
- LINE VOOM(旧:タイムライン):近況や情報を友だちと共有できるSNS機能です。
- その他サービス:LINE Pay(決済)、LINE MUSIC(音楽)、LINEマンガ(電子コミック)、LINE NEWS(ニュース)など、生活を便利にする様々な派生サービスも展開しています。
日本では、もはや連絡手段のスタンダードと言っても過言ではないほど普及していますね。
LINEの世界のユーザー数と主要な国・地域 🌏

LINEの月間アクティブユーザー数(MAU:Monthly Active Users)は、約2億人とされています(2023年時点のデータに基づく推定)。
特にユーザーが多いのは、以下の国と地域です。
- 日本: 約9,600万人以上(2023年12月末時点) – 日本国内では圧倒的なシェアを誇り、コミュニケーションインフラとして定着しています。
- 台湾: 約2,200万人 – 日本と同様に非常に人気が高く、生活に密着したアプリとなっています。
- タイ: 約5,500万人 – こちらも国民的なメッセージアプリとして広く利用されています。
- インドネシア: ユーザー数は数百万~数千万人規模と推定されますが、近年は他のアプリとの競争が激化しています。
これらの国々では、単なるメッセージアプリとしてだけでなく、決済サービス(LINE Pay)やニュース、マンガなど、生活に密着した多機能なプラットフォームとして受け入れられています。
一方で、北米やヨーロッパなどの地域では、他のメッセージアプリのシェアが高く、LINEのユーザーは比較的限定的です。
LINEの世界シェアの現状と競合アプリ 📊

では、世界全体で見るとLINEのシェアはどのくらいなのでしょうか?
世界のメッセージアプリ市場は、まさに群雄割拠。LINEは特定の国・地域では非常に強いものの、グローバルなシェアで見ると、トップを走るアプリとは差があるのが現状です。
世界の主要メッセージアプリの月間アクティブユーザー数(2023年~2024年初頭のデータに基づく推定)を見てみましょう。
- WhatsApp (ワッツアップ):約20億人以上 – Facebook(現Meta)傘下で、世界で最も利用されているメッセージアプリです。特にヨーロッパ、南米、アフリカ、インドなどで圧倒的なシェアを誇ります。シンプルで安定した動作が特徴です。
- Facebook Messenger (フェイスブックメッセンジャー):約13億人以上 – こちらもMeta傘下。Facebookアカウントと連携しており、Facebookユーザーを中心に広く使われています。
- WeChat (ウィーチャット):約13億人以上 – 中国発のメッセージアプリで、中国国内ではほぼ独占的なシェア。メッセージ機能に加え、決済、公共料金の支払い、ミニプログラム(アプリ内アプリ)など、生活のあらゆる場面で利用されるスーパーアプリです。
- Telegram (テレグラム):約8億人以上 – 高いセキュリティとプライバシー保護を特徴とし、ロシアやイラン、ヨーロッパの一部などで人気があります。
- Signal (シグナル):ユーザー数は数千万人規模と推定されますが、エンドツーエンド暗号化による高い秘匿性で注目されています。
これらの巨大プラットフォームと比較すると、LINEのユーザー数は限定的と言えます。しかし、日本、台湾、タイにおいては、これらのグローバルアプリを抑えてトップシェアを獲得している点がLINEの大きな強みです。
つまり、LINEの世界戦略は「広く浅く」ではなく、「特定の地域に深く根差す」戦略と言えるでしょう。
なぜLINEは日本、台湾、タイで人気なの? 🤔

では、なぜLINEは日本、台湾、タイといった特定の国・地域でこれほどまでに人気なのでしょうか?
考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。
- 「カワイイ」文化との親和性 💕: LINEの代名詞とも言える「スタンプ」。キャラクターを用いた感情豊かなスタンプは、特にアジア圏の「カワイイ」を好む文化と非常にマッチしました。言葉だけでは伝えきれないニュアンスをスタンプで表現できる点が、多くのユーザーの心を掴んでいます。
- ローカライズ戦略の成功 🗺️: 各国の文化やニーズに合わせた機能やサービス展開(ローカライズ)に力を入れている点も大きいです。例えば、日本ではお年玉を送れるスタンプ、タイでは国王追悼のスタンプなどが登場し、国民的な感情に寄り添う姿勢を見せています。
- 多機能性と利便性 🛠️: 単なるメッセージ機能だけでなく、LINE Pay(決済)、LINE TAXI(タクシー配車)、LINEドクター(オンライン診療)など、生活を便利にする様々なサービスをLINEアプリ上でシームレスに利用できる「スーパーアプリ」としての側面も、ユーザーの定着に貢献しています。
- スマートフォンの普及初期にタイミング良く登場 📱: スマートフォンが急速に普及し始めた時期に、無料で手軽にコミュニケーションが取れるアプリとして登場し、先行者利益を得られたことも大きな要因の一つです。
これらの要素が複合的に絡み合い、日本、台湾、タイにおけるLINEの圧倒的な人気を築き上げているのです。
LINEの今後の海外戦略と展望 ✨

特定の国・地域で強固な基盤を持つLINEですが、今後の海外戦略はどのように展開していくのでしょうか。
LINEは、すでに圧倒的なシェアを持つ日本、台湾、タイを「主要3カ国」と位置づけ、これらの国々での事業基盤をさらに強化していく方針です。具体的には、AIを活用したサービスの拡充や、金融事業(LINE Bankなど)の推進、法人向けサービスの強化などが挙げられます。
一方で、かつて積極的に展開していたインドネシアや中東など、競争が激しい地域では、戦略の見直しやリソースの集中を行っているようです。
今後のグローバル戦略のポイントとしては、
- 主要3カ国でのさらなる深化: 生活に不可欠な「スーパーアプリ」としての地位をより強固なものにする。
- AI技術の活用: あらゆるサービスにAIを導入し、ユーザー体験の向上と新たな価値創出を目指す。
- Web3・NFT分野への挑戦: 新たな技術トレンドを取り込み、次世代のコミュニケーションプラットフォームとしての可能性を模索。
- Zホールディングス(現LINEヤフー)とのシナジー: Yahoo! JAPANやPayPayといったグループ企業との連携を強化し、より広範なユーザーへのリーチとサービス展開を目指す。
LINEが今後、グローバル市場でどのような存在感を示していくのか、引き続き注目が集まります。
まとめ:LINEの世界シェアとこれからの可能性
今回は、LINEの世界におけるシェアやユーザー数、人気の国、そして今後の展望について解説しました。
LINEは、WhatsAppやWeChatのような世界規模での圧倒的なシェアを持つアプリではありませんが、日本、台湾、タイといった特定の国・地域では、他の追随を許さない確固たる地位を築いています。
これは、単にメッセージ機能が優れているだけでなく、現地の文化やニーズに合わせたきめ細やかなサービス展開、そして生活を豊かにする多様な機能を提供してきた結果と言えるでしょう。
グローバルな競争は依然として厳しいものがありますが、AIやWeb3といった新しい技術を取り込みながら、主要国でのさらなる進化を目指すLINEの今後に期待したいですね!



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